言の葉 63葉目
誰かの言動が気になるとき
あなたの中に
その言動に反応する何かがある
嫌な感じに気づくのは
あなたの中の嫌な部分をみせるから
優しさに気づくのは
あなたの優しさの定義の中だから
あなたの中にないものには
あなたは反応しないのだ
すべては
あなたを写す鏡だ
いま世界はどんなふうに見えるだろう
どんなふうに見えたらいいと思うだろう
あなたの在りようが
世界をつくっていることを知りなさい
言の葉 62葉目
小さな気づきが世界を変えていく
水蒸気が集まり水になる
水が集まり流れになる
岩に染みこみ 凍って岩を割ることもある
絶えなく落ちて穴をあけることもある
そうやって世界は変わっていく
ただ それは人間からしたら
少しづつのことも多い
変わらないと思ったとき
今までの力の結果が大きなヒビを作り
大きく変わる
そしてまた
少しづつ、少しづつ
思いが変化の方向を決めることを知りなさい
小さな思いが
大きな変化を作り出すのだ
自分が秘めている力を知りなさい
誰も見ていなくても、あなた自身が見ている
自分が
望むような心を
持とうと思うことから始めることだ
本心から望んだように
物事は変化していくだろう
結果的にはね
少しづつ少しづつ
言の葉 61葉目
大丈夫と思っていたら転ぶ
自信満々だと、意外な落とし穴にはまる
それは
チャンスに出会ったということ
始まりの合図
山に登れば
空気は薄く、危険を伴う
それでも、登山する人は絶えない
下で準備して登るのだ
登ったきりの人は亡くなった人
登った人は生きていればおりてくる
そして、また
準備してどこかに登る
登ったままではいられない
転んだら
落とし穴にはまったら
地面が近くなる
いったん地面に近くなったら
また、新しい装備を整えればいい
そうしたら
また新しい道を歩くことができる
新しい景色を見ることができる
転んだり、落とし穴にはまったら
何か新しい装備を手にするタイミング
希望にあふれているのだ
言の葉 60葉目
あなたの周りには
どんな人がいますか?
どんな人がいると思っていますか?
素敵な人ばかりいますか
つまらない人ばかりですか
あなたの周りが、つまらないなら
あなたも、つまらない人になっている
周りは、あなたの鏡
あなたの周りの素敵なところを
ひとつ見つけること
そこから始めることが
とても大事です
言の葉 59葉目
残酷な世の中で
無残なことが起きる
あってはならない、と言ってみても
起こったことは、あることだ
人のさみしさは虚栄を生み
欲深さは、搾取を誘う
そうして悲しみや 苦しみは生み出される
ありえない、と思うほどに
その種は
すべての人が持つものだ
自分にもあるのだ
それが人間なのだ
そして、ありえないと思うのも
人間だ
意識では
ありえないとも思える世界を
生きるのだ
世界は
人間を超越している
言の葉 57葉目
過去にはいけない
未来にしかいけない
目は前についているんだ
過去に何があろうと
起こったことは豊かな土壌になるのだ
すでに過去は朽ちた
そして朽ちたことにより
貴方の一部となった
過去にも未来にも
そして今にも
良いも悪いもない
生きることだ