桜会 〜言の葉〜

言の葉用ブログ

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

言の葉 49葉目

さみしい気持ちは 皆にあるもの 自分のさみしさを認めなさい あなたの怒りは さみしさの変貌したものではないか 自分をかえりみず頑張るのは さみしさからではないか 誰かを傷つける言葉は さみしさが生んだのではないか 自分のさみしさに目を向けず 他の気…

言の葉 48葉目

勝ち負けは気になるか 誰かより、高尚でありたいか 誰かより、金持ちでありたいか 誰かより、力を持ちたいか 誰かを憎んでいるか 憎しみを糧にして生きていないか 無しでは生きていけない そう思うものはあるか それらは全て この世に置いていくものであると…

言の葉 47葉目

見えていることは、ほんの一部 話していることも、ほんの一部 誰もが 別々の世界の中で生きている あなたの立ち位置で この世界を生きている人はいない あなたの人生を すべて理解している人はいない あなたの思いを すべて知っている人はいない ひとりで生…

言の葉 46葉目

ほんとうは あなたには、わかるはず どちらを選べばいいのか わからないときは 何かが知らせてくれるから わかるはず でも、理屈を通そうとすると見えなくなる 進まなければならない 間違ってはならない 恥ずかしいことをしてはならない 足踏みして 停滞して…

言の葉 45葉目

真の黒も、真の白もない 黒にはどこかで明るさが混じり 白には暗さが混じる 良いことも、どこかで暗く 悪いことの中にも光は存在する あなたという存在も 明るさと暗さが混ざり合っていると 知っていることだろう すべては極端すぎない 片方に振れれば、もう…

言の葉 44葉目

できないことはあるか 欠点はあるか 自分が欠点ばかりで嫌になったりするか 私ってダメだと自分を責めることがあるか もし、そうなら 一番の欠点は 自分をけなすことだ 自分をけなして どうするつもりだ 死ぬまで一緒にいるのに 大切にしないのは もったいな…

言の葉 43葉目

あなたは、あなただ 誰かが、あなたを傷つけても 誰かが、あなたを褒めそやしても あなたは、変わりなくあなた 傷つけられたあなた、や 立派なあなた、は 誰かが評したあなた 看板がかかっているだけ ときに、 あなたでさえも、あなたに看板をつけたがる 傷…

言の葉 42葉目

考えることは 人間に与えられた才能だけれど 災厄でもある 感じればわかることが 考えるからわからなくなる 言葉を尽くしても 伝えられないことがある 言葉にしなくても 伝わることがある 考えることを万能に思うな 考えることに ひらめきがなければ進むこと…

言の葉 41葉目

暖かい水に浸かり続けていれば やがて根が腐り 異臭を放ち、身も枯れる 根を張り枝を伸ばし 葉を広げ花や実をつけるためには 水も必要だけれど 水のない時間も必要 昼も夜も必要 バランスはやがて調整される 絶妙に バランスを意識しすぎないこと 自分でバラ…

言の葉 40葉目

持っているものは、あたりまえか 持っていないものは、うらやましいか うらやましかったことは 手に入った途端 輝きをなくし、あたりまえになるのではないか 持っているものは ほんとうに、あたりまえか? そもそも、ほんとうに持っているのか すべては借り…

言の葉 39葉目

いつまで生きるのか それは わからないことだ でも先に死があることは確かだ 150年前にも 150年後にも 今生きている人は誰もいないのだ あなたが あなたでいる時間は限られている 苦しみも 悲しみも 限られた時間の中のことだ 今日は今日だけしかなく 今は今…

言の葉 38葉目

太陽のひかり あたたかさ 雨のにおい 冷たさ 頰にあたる風 木々がゆれるおと 水の音 鳥の声 あなたのそばにあるものを 感じているか あなたのそばにないものばかりに 見ようとしていないか 聞こうとしていないか ないものを あると思い込み あるものを忘れて…

言の葉 37葉目

強くなくていい 優しくなくていい 弱くて、もろくて 傷つきやすい それが、あなた そして 誰もが 弱くて もろくて 傷つきやすい なのに 強く見せようとする 傷つかないふりをする 苦しくて優しくなれない時もある 弱いほど 強く見せようとする 傷ついたとき…

言の葉 36葉目

できることをすればいい できないことは いつでもあるのだ できればできるほど できないことも たくさん見えるものだ 頑張ってできないことは 必要ないからできない 助けを借りる必要をつくるため できない できないことも 才能のうち そのうち、できるよう…

言の葉 35葉目

季節が過ぎ また次の季節がくる あなたは、次の季節がくることを知っているから あまり驚きはしないだろうが それでも 急な夏の暑さや 風が冷たくなっていることに 驚きを感じることはあるものだ それは 思うより早く 季節が変わっていくからかもしれない 季…

言の葉 34葉目

いいこともある 悪いこともある 失敗して 反省して 落ち込んで 気をつけるところを確認したら もう十字架を背負うのはやめだ 迷惑をかけたより たくさんの人を笑顔にしようじゃないか とりあえず 笑顔になって 穏やかに過ごすことだ

言の葉 33葉目

風が吹いて 手のひらに 水が一滴落ちる 手のひらは ほとんど水を吸わないが 心には染み込む 重さや冷たさが 手のひらを通じて染み込む あなた自身の中へ染み込んでいく 水はさらさらと流れ 時はさらさらと流れ 言の葉もさらさらと流れいく みずからの言の葉…

言の葉 32葉目

すべてはシンプルにできている シンプルにみえないのは ひとが ひとの周りを ひとの目先の理屈で覆っているから 〜すべき 〜のはずだ 〜であるべきだ 〜に違いない 常識と呼ばれるものが 絡まって 繭をつくっているのだ 動きを止め サナギの眠りについている…

言の葉 31葉目

進もうとするから進めなくなる 本来の速さがある すべては たちまちには進まない 植えられた種は 充分に、時間を探したのち 芽を出す 温度と水は 多すぎず少なすぎず 種を包む いそぐな 今を 過ごしていけ 生きることそのものが 水や温度だ 世界は あなたを…

言の葉 31葉目

理解できない人がいるだろう あなたの常識が通じず 思いは届かない 言葉は まるで逆に伝わってしまう 砂を噛むようなできごとが起き 消耗する スミレは 屋久杉と違うことを思う 象は ネズミと話にならないだろう 同じ人間に見えても 合わない時はある つなが…

言の葉 30葉目

今日は何があっただろうか 楽しいことがあっただろうか 悲しいことがあっただろうか 理不尽に目がくらんだだろうか 重い荷物を持つ覚悟をしただろうか 思いもよらず誰かに力をもらっただろうか いずれにせよ生き抜いた 明日生きる運命ならば 明日生きる 今日…