言の葉 49葉目
さみしい気持ちは
皆にあるもの
自分のさみしさを認めなさい
あなたの怒りは
さみしさの変貌したものではないか
自分をかえりみず頑張るのは
さみしさからではないか
誰かを傷つける言葉は
さみしさが生んだのではないか
自分のさみしさに目を向けず
他の気持ちを上塗りしても
さみしい
いっそうさみしい
さみしい気持ちは
自分のさみしさを受け入れることから
溶けていく
なくなりはしないかもしれない
でも
さみしい自分を放っておかずに
さみしさの側にいることで癒されるものがあるのだ
言の葉 48葉目
勝ち負けは気になるか
誰かより、高尚でありたいか
誰かより、金持ちでありたいか
誰かより、力を持ちたいか
誰かを憎んでいるか
憎しみを糧にして生きていないか
無しでは生きていけない
そう思うものはあるか
それらは全て
この世に置いていくものであると
知りなさい
はかないものであることを知りなさい
魂は
失う虚しさからも光りを得るのだ
言の葉 47葉目
見えていることは、ほんの一部
話していることも、ほんの一部
誰もが
別々の世界の中で生きている
あなたの立ち位置で
この世界を生きている人はいない
あなたの人生を
すべて理解している人はいない
あなたの思いを
すべて知っている人はいない
ひとりで生きているのだ
それは
世界で唯一のものだ
すべての人が唯一のものとして生きて
唯一のものとして死んでいく
世界が何でできているか知りたいか
世界は、すべてでできている
世界には過去も未来もすべてがある
唯一のものであるあなたへ
あなたの隣の人も唯一のものなのだ
そのことを知りなさい
言の葉 46葉目
ほんとうは
あなたには、わかるはず
どちらを選べばいいのか
わからないときは
何かが知らせてくれるから
わかるはず
でも、理屈を通そうとすると見えなくなる
進まなければならない
間違ってはならない
恥ずかしいことをしてはならない
足踏みして 停滞してはならないと誰に教えられた?
間違って しくじってはならないと誰に教えられた?
それは、
あなたを道具として使おうとしているからではないのか
あなたは、道具ではないのだ
精神を伴った生き物なのだ
生きていること
そのことが、もう輝いている
言の葉 45葉目
真の黒も、真の白もない
黒にはどこかで明るさが混じり
白には暗さが混じる
良いことも、どこかで暗く
悪いことの中にも光は存在する
あなたという存在も
明るさと暗さが混ざり合っていると
知っていることだろう
すべては極端すぎない
片方に振れれば、もう片方に振れる
真理はどの極にも触れず浮かんでいる
わかりやすさを求めて
ものごとに
安易に意味をつけるのをやめなさい
わかりやすくするために
排除された意味があることを知りなさい
それは、もとのものではない
すべては
すべてを含んでいるのだ
あなたも、そうです
言の葉 44葉目
できないことはあるか
欠点はあるか
自分が欠点ばかりで嫌になったりするか
私ってダメだと自分を責めることがあるか
もし、そうなら
一番の欠点は
自分をけなすことだ
自分をけなして
どうするつもりだ
死ぬまで一緒にいるのに
大切にしないのは
もったいない
良いところを見つけよう
愛すべき自分の
言の葉 43葉目
あなたは、あなただ
誰かが、あなたを傷つけても
誰かが、あなたを褒めそやしても
あなたは、変わりなくあなた
傷つけられたあなた、や
立派なあなた、は
誰かが評したあなた
看板がかかっているだけ
ときに、
あなたでさえも、あなたに看板をつけたがる
傷つけられた私
立派な私
でも、あなたはあなただ
傷つけられたことは過去のこと
褒められたことも過去のこと
過去、そのときの あなただ
いまは
それらすべては
あなた自身になっているのだ
今このときに
ぴったりした あなただ
あなたは
今のあなたを乗り越えていく
良いことも悪いことも
アクセサリーみたいに眺めていないで
むしゃむしゃ食べてしまえ
そして、あなたにするのだ