言の葉 54葉目
なにを信じればわからない
そう思うことはないか
日々
疑いは増幅され
定説は覆され
聖者が暴かれる
信じることは試されている
世の中は
信じたいと思いながら
信じれないことを検証している
信じることを手放してはどうだろう
手すりにつかまっていた人が
手を放し
ひとり進むように
なにかに重心を預けず
自分の中に重心を取るのだ
ずっと信じることを求め続けるより
そのほうが
ずっと安らかではないか
いずれにしろ
おなたが決めることだ