桜会 〜言の葉〜

言の葉用ブログ

言の葉 33葉目

風が吹いて 手のひらに 水が一滴落ちる 手のひらは ほとんど水を吸わないが 心には染み込む 重さや冷たさが 手のひらを通じて染み込む あなた自身の中へ染み込んでいく 水はさらさらと流れ 時はさらさらと流れ 言の葉もさらさらと流れいく みずからの言の葉…

言の葉 32葉目

すべてはシンプルにできている シンプルにみえないのは ひとが ひとの周りを ひとの目先の理屈で覆っているから 〜すべき 〜のはずだ 〜であるべきだ 〜に違いない 常識と呼ばれるものが 絡まって 繭をつくっているのだ 動きを止め サナギの眠りについている…

言の葉 31葉目

進もうとするから進めなくなる 本来の速さがある すべては たちまちには進まない 植えられた種は 充分に、時間を探したのち 芽を出す 温度と水は 多すぎず少なすぎず 種を包む いそぐな 今を 過ごしていけ 生きることそのものが 水や温度だ 世界は あなたを…

言の葉 31葉目

理解できない人がいるだろう あなたの常識が通じず 思いは届かない 言葉は まるで逆に伝わってしまう 砂を噛むようなできごとが起き 消耗する スミレは 屋久杉と違うことを思う 象は ネズミと話にならないだろう 同じ人間に見えても 合わない時はある つなが…

言の葉 30葉目

今日は何があっただろうか 楽しいことがあっただろうか 悲しいことがあっただろうか 理不尽に目がくらんだだろうか 重い荷物を持つ覚悟をしただろうか 思いもよらず誰かに力をもらっただろうか いずれにせよ生き抜いた 明日生きる運命ならば 明日生きる 今日…

言の葉 29葉目

変化は 最初、ひとひらの花びらが落ちるよう ふとした風にも左右されるような 些細なもの 意思とは別の次元で 決まる あなたの思わぬところに 仕込まれているのだ そして 結局、思ったように変化していく 望んだようでなく あなたの心のあるところに立つこと…

言の葉 28葉目

花を見つけようとして どこかに向かおうとしすぎていないか ただ、そこにいるだけで 許される生を 追い求めて 転んではいないか そこにいるだけでも 花は咲く 転んで立ち止まった、 その場所でも花は咲く 走り続けているうちは 花の色はわからない 花をみつ…

言の葉 27葉目

視覚 聴覚 触覚 味覚 嗅覚 それぞれの感覚につながって 少し後ろ、静かなところに ひとつの感覚がある それは 瞑想によっても届くことがあるが 意思や思惑と関係のない 静かな感覚である 届かそうと一生懸命になれば届かない ただ そこにあることでつながる …

言の葉 26葉目

人は 全てでひとつの命であり ひとりが、ひとつの命だ アリのように全体として機能しているし また、自分として生きてもいる 自分として 何もかもがあるし 世界も なにもかもを含んでいる 世界はバランスをとり 常に調和している 世界は、あなたであり あな…

言の葉 25葉目

知恵は 柔らかな風となって流れていく 誰もが、いつか知ることになるだろう 記憶は去っていく 時の波にさらわれ崩れ去っていく 痩せる波と返す波のあいだに 見える景色を 頼りにしていないか それは やがて崩れ去るものである あなたの中には 風のように流れ…

言の葉 24葉目

たちまちに変われば 変化の後に歪みが来るだろう ゆっくり変われば 歪みながら変化していくだろう なににしても 変化は変化を呼び 歪みは歪みを招き寄せる それは 過去を生きている人にとっては 歪みであろうが 今生まれるものにとっては 世界である 今、生…

言の葉 23葉目

恋が始まったばかりのとき 相手のことを考えるように 自分に目を向けなさい あなたは あなたのことを知っているのか 何を大事にしていて 何が嫌いか 知る時間を取りなさい 自分の居心地の良さを まず知りなさい 絡んだ糸のような 他人を配慮する罠に捕まって…

言の葉 22葉目

人種 家族 場所 お金 健康 人は、それぞれに配られたカードで生きる 生きるにしたがって またカードが配られる 誰かに配られたカードが うらやましいか? 自分に配られたカードは つまらないか? 自分に配られたカードがつまらないと感じるのは 自分がつまら…

言の葉 21葉目

何か言われると気になるものだ ましてや 占いや縁起など気になることもあるかもしれない では 自分について直感はないか? なんとなく 気が進まない わくわく楽しい そんな気持ちになったことはないか それが それぞれへのメッセージである メッセージは届い…

言の葉 20葉目

期待されていても 自分のやりたいようにやればいい 期待されていなくても 自分のやりたいようにやればいい 期待されることは 自分では どうにもならないこと どうにもならないことを 維持しようとして 増やそうとして 消耗する必要などない もし 消耗するの…

言の葉 19葉目

皆が同じ世界をみているのではない あなたの見ている世界は あなただけのものだ 誰に どのように見えているのか それは わからないことだ 人はそれぞれ その人の世界の中で生きる あなたが愛の気持ちで行ったことが 誰かに 愛でないと受け止められることもあ…

言の葉 18葉目

桜は桜のまま 土は土のままで生きる 人も人のままで生きなさい 神になろうとするな 鬼になろうとするな 泣いて 笑って 怒って 悲しんで 喜んで 愛する喜び、哀しみを 嫉妬する辛さ、激しさを 妬む苦しさ、さみしさ 人間を味わって過ごしていなさい 感情や欲…

言の葉 17葉目

どんな人とでも別れる時がくる 自分とも 別れる時がくるのだ 自分の肉体も永遠のものでない あなたが今持っている精神など 生きているあいだに いつのまにか変わってしまうではないか 変化は常に起きている 富や名声や愛でさえも あなたが繋げておこうとすれ…

言の葉 16葉目

ひとの荷物を背負おうとしないことだ ひとのことばかり考えて 自分の荷物がおろそかになっていないか 自分に向き合垢とを避けてはいないか 雨が降り その雨が世界を覆い 溺れそうになったとき あなたの荷物は浮かんで あなたを助けてくれる ひとの荷物を背負…

言の葉 15葉目

腹がたったら 自分を振り返りなさい なぜ腹が立つのか どこが自分に響いたのか 腹が立つ それは心が動いたということ あなたの不安定な部分に その出来事が作用したということ 相手にも道理があるだろう あなたにも道理があるだろう 腹が立つことは 時に、お…

言の葉 14葉目

遠慮せず 明るい言葉を使いなさい だれかが言っているからと 遠慮するのをやめなさい 灯りは 他に灯りを分けても 元の明るさのまま わけられたほうの灯りも同じ明るさである 早い遅いに 明るさの差はない 灯りがそこにあると その暖かさで 明るさで 安まる人…

言の葉 13葉目

自分がスタンダード 調子よく生きているなら それでいい 他人の意見を取りすぎて 逆に迷っていないか 自分のことは 自分に聞くのだ 自分がよければ もう、それでいい

言の葉 12葉目

世界が 醜いと 理不尽だと 怒るのをやめなさい 誰かの行いに腹を立てて 自分の行いをおろそかにしてはいけない 世界は どうしようもなく暗く どうしようもなく明るいのだ 腹を立てるとき あなたは、 腹を立てた相手と同じ暗い空気を纏う そのことを知りなさ…

言の葉 11葉目

白と白を並べると どちらが白いかわかる 比べると より白い方が白となり より白くない方は白ではなくなる そして より白いを突き詰めると光となり また白でなくなるのだ あなたが 光の心で行うことを 白でないというものがいるとしても 光から出るものである…

言の葉 ひとやすみ

言の葉ブログも10葉 勢いで始めましたが むつかしさも見えてきました それは 私が メッセージに余計な意思を入れそうになること 言の葉ブログのイメージは 私はただの入れ物で その入れ物に満たされた液体から あれやこれや私が過ごしているうちに 牛乳を温…

言の葉 10葉目

親切そうに寄ってくる人が 思いやりのある人なのか アドバイスをする人が 思いやりがあるのか ただそばにいるだけがいい 涙を流すときは 背中をさすり 腹を立てているときは 話を聞く もしかしたら あなたには見えるように 思うことがあるかもしれない それ…

言の葉 9葉目

今 今が繋がって過ぎていく あなたの立っているところは 常に今だ 過去や未来には 立たないのだ 常に今しかない 過去を懐かしむのも今であり 未来を心配するのも今だ 今しか生きられない 今に注意を向けなさい あらゆるものは 今に存在している

言の葉 8葉目

心が明るくなるほうにいきなさい 明るいほうに行っても しんどいことはあるだろう 辛いことはあるだろう それでも 心が明るく照らされるほうに道はある 理屈の壁の中で 窒息して精神を滅さないようにしなさい

言の葉 7葉目

悲しむこと 間違うこと 悔しいこと 憤ること 苦しいこと それらは すべて あるべきこと じたばたと もがきながら生きるのだ もがいて あらゆる感情を経験しなさい それは 内にある嵐 ずぶぬれになり 波にもまれるうち 手放すことができる

言の葉 6葉目

体のなかでは 栄養はそれぞれ吸収され 経路を通りエネルギーに変えられ ポンプが動き血液を運ぶ 各器官がうごく 寒ければ毛が逆立ち 暑ければ汗がでる それは やろうと思ってしているのではなく そのもので 調和し機能している この脅威の傑作を与えられてい…